ENEOS IXシリーズ
ENEOS IX 液浸冷却液とは?
クラウドコンピューティング、5G、および生成AI等のデジタル化技術の急速な発展により、膨大なデータを高速で処理する必要が高まっています。これに伴い、ネットワーク機器の性能・処理能力が向上してきていますが、発熱量も増加しているためサーバー冷却が重要となってきます。
ENEOS IXシリーズはサーバー冷却システムの中でも冷却効率の高い、単相式液浸冷却システム用の冷却液です。添加剤処方技術により、使用期間の長期化を実現する高い酸化安定性と電気絶縁性を両立させた性能を有します。
IXシリーズラインナップ
▶ Type J
引火点250℃以上を有するため、消防法上非危険物に分類されます。低粘度化と、高引火点化を両立させることで、冷却効率を高めつつ危険物取扱に関する制約を緩和することができます。
▶ Type H
データセンター向けハードウェアを扱う業界全体で利用されているOCP(Open Compute Project) 規格に定められた自然発火点300℃超を満たしつつ、低粘度化により冷却効率を追求した高冷却効率タイプです。
▶ Type B
植物由来原料を使用し、商品ライフサイクルにおける原料調達から製品出荷までのCO2排出量を大幅に削減した、カーボンニュートラルに貢献する冷却液です。冷却効率の高い液浸冷却による省エネルギー化に加えて、冷却液自体でも環境負荷低減に貢献できます。